水の心を求めて
ずっと水泳をしていました。
5歳から22歳で競泳選手を引退するまで、楽しい事も、苦しい事も、悔しい事も、興奮する事も、全て水泳に関する事でした。
誰よりも速く泳ぎたくて、人よりもキツい練習を人よりもたくさんした時期もありました。
泳ぐのが嫌になって仮病を使って休んだ日も、コーチに逆らってプールサイドに立たされて泳げない日もありました。
試合前に緊張して寝れない夜もあれば、大ベストが出て全国大会で優勝して興奮して寝付けない夜もありました。
日本学生選手権(通称インカレ)優勝。
国民体育大会準優勝。
ジュニアオリンピック3位。
ロンドンオリンピック最終選考5位。
他にも数え切れないくらいの大会で入賞しました。
高校、大学はスポーツ推薦で入って、そのままスポンサーをつけてプロの水泳選手として世界と戦いたい!
そんな事を考えていた矢先に「自然気胸」という病気になってしまい、肺に穴が空きました。
肺に穴が空いたことで選手は続けられないと医師に言われ、
競泳選手茂木慧太は唐突に競技者としての終わりを宣言されました。
落ち込む自分もいたのですが、むしろ燃え上がる自分もいた事を覚えています。
「さあ、これから何に挑戦しよう!!」
水泳の世界は限りなく頂上に近いところまで知っています。
しかし、水泳しかしてこなかったので他の世界の事は知らない事だらけで世間知らずでした。
世の中の事も知りたかったし、水泳以外の他のスポーツの事も知りたかった。
何より、小さい頃から時代劇が大好きで武術の世界に憧れていました。
競泳選手を引退してからすぐに武術の師匠を探し始め、現在の師匠に辿り着いて内弟子である「拝師弟子」に取り立てて頂いて稽古をつけてもらっています。
そんな僕が
水泳で日本のトップクラスで凌ぎを削っていた時に感じていた事、
伝統武術を稽古していて感じた事、
専門学校で解剖学や生理学、運動学を学んで気付いた事、
などを書いていきたいと思います。
それとプラスして
4年前から「アメーバブログ」で書いていた記事を「はてなブログ」に移動していこうと思っています。
ただ移動させるだけでなく、
今の僕の考え方や理解度でアップデートして書いていくつもりですのでどうぞよろしくお願い致します。